安曇野市立穂高西中学校の体育館にて、女子バスケットボールの中信大会が行われました。
今年の女子バスケットボール部は、3年生がたったの1名。これまで強い責任感を持ってチームを引っ張ってきた部長兼キャプテンにとって、集大成となる大事な試合でした。
相手は、南木曽中学校。実は、昨年の夏の大会まで「合同チーム」として一緒に活動していた、かつての熱い仲間たちです。現在の南木曽中は、中信4位で県大会出場を決めている屈指の強豪チーム。パワーとスピードを兼ね備えた3年生に加え、選抜に選ばれている優秀な2年生を擁しており、試合は終始相手にゲームを支配される苦しい展開となりました。
結果は17‐68での敗戦となりましたが、このスコアには選手たちの目覚ましい成長の跡が刻まれていました。以前行われたシード決めの対戦では、同じ相手に90点もの大量得点を許していました。しかし今回は、相手の猛攻に対して全員で必死に食らいつき、失点を68点に抑え込んだのです。点差が開いても決して下を向くことなく、最後の1秒まで全員がコートを全力で走り抜く姿は、観る人たちの胸を打ちました。
ずっと一人でチームを支え、部長兼キャプテンとしての重責を果たし続けてきた3年生。試合終了のブザーが鳴り、引退を迎えた瞬間、これまで張り詰めていた想いが溢れ出し、コートで泣き崩れる姿がありました。しかし、その涙の奥には、プレッシャーに負けず「最後までやりきった」という強い想いと、清々しい充実感が満ち溢れていました。たった一人で部を引っ張る日々には、言葉にできないほどの苦労があったはずです。しかし、彼女が残した「諦めずに戦い抜く姿勢」という最高の財産は、しっかりと後輩たちの心に受け継がれました。